朴槿恵（パク・クネ）前大統領（６５）が自身の弁護士９人のうち柳栄夏（ユ・ヨンハ）弁護士、チェ・ミョンソン弁護士を除いた７人を解任した。

韓国検察の特別捜査本部は９日「朴前大統領から弁護人７人に対する解任書が受け付けられた」と明らかにした。これに先立ち、先月３１日に朴前大統領が拘束されて以降、弁護団の内部では拘束に対する責任論が取り上げられ、弁護団の交代説が浮上していた。また、この弁護団は朴前大統領の拘束以降、「内部対立説」が浮き彫りになっていた。柳栄夏弁護士だけが唯一、朴前大統領と面会が可能なうえに、彼が面会の内容や調査内容を他の弁護団と共有しないなどの問題が提起された。

韓国メディアの聯合ニュースによると、解任された弁護人は解任に対して「解任事実をニュースを見て分かった」とし、「このように解任するつもりだったら、なぜ選任したのかよく理解できない。訳がわからない」と明らかにした。

一方、１０日、朴前大統領は拘束されてから拘置所で４度目の取り調べが行われる。検察特別捜査本部は、朴前大統領の拘束期間が１９日で終わるが、政治的影響を最小限に抑えるために大統領選の公式選挙運動が始まる１７日以前に起訴時点を決め、対面調査に力を注いでいる。